SECTOR DIAL セクターダイヤル
東京都シンボルマークに似ていることから日本のコレクターは、東京都ダイヤルと言います。
近年では欧米の影響を受け、東京都ダイヤルを含めこの手のデザインは、
中心部から放たれた放射線を例え Sector Dial セクターダイヤルと言われています。
アールデコ時代の雰囲気を醸し出すこのデザインは、1930年代ー1940年代ー1950年代とその流れが続きます。
30年代元祖のデザインはシンプルで重厚感があります。
年代特有のこの力強い放射感に、代替えできるものがございません。
これぞ東京都ダイヤルです。
40年代になるとプリント技術やインデックス加工の精度が上がり、
ツートーン仕上げや配色による立体感が出てきます。
さらに50年代になってくると、様々な工夫を凝らしたデザインはピークを迎え、
技術革新からも手間を掛けたインダイヤルの精巧な加工や鏡面箔のプリントなど、
繊細且つ複雑で洗練されたものとなります。
それぞれ、時代の個性が生きるセクターダイヤルに Art Déco のパワーを感じます。
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