道端の花
先週末の墓参り、宝光寺へ塔婆を取りに行く途中。
道端に、小さな花が咲いていた。
お盆のせいか、 たまには心洗われることへ自分を仕向けることもよいと感じ、
その花をしばし見つめた。
「人は、立派な花瓶の中で華やかに装飾された花へは目を向ける。
そこを通れば、道端に咲いている花があるのに通り過ぎてしまう。
道端に咲いている花は、強く純粋で美しい。」
帰り道、 こんなことを胸の中で呟いていた…。
人は見果てぬ夢から醒めたり、
逆境の中、最後のその時を感受する状況になければ、自らそれを理解できない。
すぐそこにある大切な花を忘れている。
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