モンブラン マイスターシュテュック 1940's to 1950's

Montblanc Meisterstück 1940's to 1950's

中学時代好きだった “たった一人” の先生は、こう教えてくれた。

「書くことが好きになるのに、筆から入るのもひとつだよ」


モンブラン・マイスターシュテュック 1940年代から1960年代初期

年に一度か二度しかないだろう 「テレスコープによるインク注入」。

アンバークリアのインク窓を埋めてゆくと、気持ちが高ぶる。

この手間のかかる行為が好きだ。


1940年代の「139」

軸は独特なセルロイドで、持った感覚はこの年代が一番。

エボナイトのフラットフィード芯は溝なし。

まるで、サブマリーナの Ref.9315 初期ブレスのような言い回し。

この芯は軸側からストーンと落ちてくるようなインクのフローを受けて立たなくてはならない。

ニブは、コレクターが一目で頷く稀少なSteel。

40年代の「Steel-nib」は想像以上に繊細な弾力があり、

これを味合うと二度と忘れられなくなる。

このペン先を紙に落とす。

何とも伝えられない感覚が自分の中に沸き上がる。

最高なアナログ感度、

たまりません。


そして最近になり、

書くことの大切さを、

次の世代へ伝えたくなりました。

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