土門拳のおかげで
土門拳のおかげ(せい)で、仏像が好きになった。
でも、絶対に買わない。
ようにしている。
彼を知ったのは20年以上も前。
1994年の太陽/NO.395、特集『土門拳の日本』である。
最近、8月になってから数十冊を読み直し始めている。
やはり、今でも感じることは、 何かが落ちてきたという例えようもない本音。
その写真には、被写体の本質的なものをえぐり抜いたかのような表情がある。
そこから問いかけてくる力はとても強く、澄んでいる。
あの時に感じたことが今も同様に蘇る。
こりゃぁ、参った。
そして、 凄い。
写真が芸術であることと、その力強さに感銘する。
説明はいらない、 それでも、敢えて言うなら。
土門拳、 会って1杯飲んでみたかった。
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